宅建士試験に合格しても、登録しなければ宅建士として働くことは出来ません。そして、登録のためには2年間の実務経験が必要です。
しかし、未だ不動産業界での実務経験が無い人は宅建士として登録できないのか?
そんなことはありません!登録実務講習というものを受ければ、2年間の実務経験が無くとも登録することができるのです。(※5問免除の登録講習とは別物です!)
登録実務講習は、公益財団法人や専門学校などで受けることができ、費用は概ね2万円程度となっております。
実務講習の流れ
①通信講習(~約1ヶ月)
たくさんの教材が送られてきて驚くかもしれませんが、宅建試験に合格された方なら、それ程難しくない内容です。ほとんど全く勉強しなくても修了試験をクリアする人もいるようです。
②スクーリング(2日)
授業ですが、実務を想定した授業なので、面白いものでした。お客様が不動産を売りに来るところから、物件の調査の仕方、見積り、契約書作成など、体験出来ます。
③修了試験(約1時間)
スクーリングで重要ポイントを教えてくれるので、普通に授業を受ければ、ほとんど合格する試験です。
④合格証を持って宅建士登録!
試験を受けた都道府県で登録しましょう!ここでも37,000円の登録申請費用がかかります。宅建士になるためにはいろいろと出費がかさみます。
約1カ月ほどで登録は完了しますが、合格後1年以上経過している方は、宅地建物取引士証の交付を受けるためにその後さらに法定講習という別の講習を受けないといけません。