宅建士試験の勉強法・コツ

 宅建士試験の勉強法については、いろいろなサイトで紹介されてますが、宅建士に限らず、ほとんどすべての勉強・学習に共通する王道の勉強法って必ずあると思います。

 一度見たら忘れないとか基本がわかればすぐ応用が効くみたいなごく一部の天才を除き、ほぼすべての人は『反復・復習』という勉強法によって記憶を定着させているはずです。
試験やテストがうまくいかない人の多くは、次のような原因があるはずです。

  1. 復習をしていない
  2. 反復・復習の回数が足りない
  3. 意味のないものを復習してしまっている

 このような勉強法では、普通の人はうまくいきません。特に試験の難易度が上がれば上がるほど『反復・復習』が特に重要になってくるでしょう。もちろん宅建士試験にも言えます。

じゃあどのくらい復習すればいいのか!?

 正直、〇〇回と明言することは難しいです。
当然ですがもちろん回数は多ければ多いほど完全に定着するでしょう。そりゃ100回200回と同じ論点・問題を勉強すれば、誰だって嫌でも記憶してしまうでしょう。
しかしそんな勉強時間の使い方はまずできません。またそんな勉強法はあまりに苦行ですよね。

 一つの基準として、『悩むことなくパッと正答できる』までというのがあると思います。つまり、なぜそうなるのかも当然理解していて、問題を間違えようのないくらい覚えてしまっている状態になるまで復習する勉強法です。

 私の場合は宅建士の学習でこのような完璧状態になるまで、暗記するものによりますが、多くて7、8回反復しないといけないことがありました。人によっては3回くらいで完全に覚えてしまう人もいますし、なぜかある分野・論点だけはすぐに覚えてしまうとかもあります。
ですから私の場合は、以下のように反復勉強法のルールを決めていました。

  1. 最低3回は反復学習する
  2. それでもうまく解けないものはさらに復習
  3. 復習回数が多くなるとスピード重視とにかく量をこなす

宅建士試験では何を繰り返し勉強するのか!?

 一通り宅建士の学習内容をテキストで勉強したら、とにかく過去問を繰り返し解くのが定石の勉強法でしょう!もちろんそのルーティンに過去問でない問題集を加えるとより良いです。

過去問→テキストの勉強法

 そしてはじめのうちは、うまく解けないことが多いはずです。その度に、該当論点を宅建士のテキストに戻って必ず確認しましょう!出来なかった問題は、何がわからなかったのか?知らない単語があったからか?それともひっかけ問題につまづいてしまったのか?わかるまで、テキストで調べましょう。そして、解答部分にテキストのページ数や調べたことを書き込んでおくと便利です。試験直前に見直せるように付箋を張っておいたりするのもいいかもしれません。
これをしなければ、単純に「この問は3」みたいな意味のない記憶になってしまったり、「なんとなくこれ」という状態から進歩しにくいでしょう。

同シリーズを使った方がいい

 したがって、テキストと過去問は同じシリーズのものを使う方が絶対良いと思います。論点の区切り方が同じだったり、過去問の解説ページからテキスト側へのリンクがされていたりすることが多いですからね。

おすすめテキスト一覧

おすすめ過去問題集一覧

 また、予想問題集というのもあります。これは何度も繰り返し解くものではないかもしれませんが、直前期に演習すると良いでしょう。

 とにかく宅建士試験では、過去問を何度も解くという勉強法!これが王道であり最短距離の勉強法です。

反復勉強法は計画的に!

 いくら〇〇回過去問を解くぞ、と意気込んでも試験までの時間がなければ物理的に反復できません。
宅建の試験日は決まっています。その日にピークに持って行くためにどのくらい勉強するのか、綿密に計画を立てて、勉強法を実践しましょう。

宅建士合格のための最も効果のある勉強法は結局..

 最も効果的な学習法は、結局『過去問を反復』、『理解のためにテキストに戻る』、『さらにこれでもかというくらい反復』です。なんかありきたりの勉強法ですが、やはりこれが一番大切だし、最も効くやり方だと信じています。
特に宅建士試験は年1回しか実施されませんから、「絶対に今年受かりたい」という人は失敗が許されないわけです。だから、反復学習は誰だって辛いし決して面白くないものですが、是非とも繰り返し勉強してください!