宅建士合格後の進路

昨今、宅建資格者向けの求人サイトは、増えつつあります。条件もよくなってきています。試験勉強中のモチベーションアップのためにも、ぜひ一度、どんな求人があるのか、確認してみてください。

宅建合格後の進路は、大きく分けると以下の3つが考えられます。すでに不動産業界にお勤めの方もいるかもしれませんが。

①不動産業界で就職を考える場合

やはり、宅建試験で得た知識を直接仕事に活かせるため、多くの方が選ぶ選択です。宅建合格後、宅地建物取引士(宅建士)として登録することで、仕事を始めることができます。

ちなみに宅地建物取引士として登録するには、

  • 不動産業界で2年以上の実務経験がある場合法定講習のみ受ける。ただし合格後1年以内なら免除
  • 2年以上の実務経験がない場合登録実務講習を受け、修了試験に合格する

この登録実務講習は、実務に関する内容で、1ヶ月ほどかかります。また、いつでも受けられるわけではなく、時期が決まっており、手続きが半年近くかかってしまう場合もあるので気をつけてください。就職活動をするときは、登録の手続きを進めながら行いましょう。なお、登録は試験を受けた都道府県に請求します。

登録実務講習について

②不動産業界以外での就職を考える場合

宅地建物取引士合格者として、履歴書に記載すれば、法的センスがあると判断してもらえるかもしれません。法律系の事務所、企業の法務部、銀行の不動産部、融資部などを考えている方にはお勧めです。

宅建士試験合格者には不動産業界のみならず、幅広い活躍を期待しています。

③生涯学習的に考えている場合

宅建士試験は、法律知識習得の第一歩として、更に難しい資格へとステップアップが出来ます。行政書士、司法書士、社会保険労務士、管理業務主任者、FPなど、目指される方もいます。

また、もともとそのつもりはなかったとしても宅建合格で自信が付き、更なる難易度の国家試験にチャレンジする人もいるでしょう。

これらは法律知識が問われる資格なので、これらの資格をとることで、人生の選択肢がさらに増えるでしょう。

相乗効果の高い資格とは?