直前出題予想はどのくらい的中したの?

試験が終わって4日が経過しましたね。今回は、管理人にとっては少し胃が痛くなる話なのですが、当サイトで行った直前出題予想がどれだけ当たったのかを見ていきたいと思います。

出題間隔から「代理が出る」「定期建物賃貸借が出る」のようにテーマレベルでの出題予想は的中させることができても、具体的にどんな肢が出るかまでピンポイントで的中させることは、実は非常に難しいことですが、当サイトで行った出題予想で肢レベルまで予想が的中したものは、どれくらいあったのでしょうか。また、テーマごと出題予想が外れたものはどれくらいあったのでしょうか。それと合わせて、まだ先の話ですが、来年度(平成27年度)の試験のことにも少し触れてみたいと思います。

出題予想していたものは出題された?

まずは、出題予想したもので肢レベルで的中したものをみてみましょう。

問2の「代理」は、予想どおり出題されました。予想していた表見代理は、肢のイで出題されました。代理が2問出題されるかな?とも思っていましたが、2問出題ではなく、個数問題で出題されました。これは意外でした。

問12「借地借家法」の「定期建物賃貸借」は、肢1、2、4は重要な過去問の肢として、そのものズバリな肢を紹介しました。数少ないピンポイントで肢の予想まで的中した問題です。

次に、テーマレベルでいうと、問2「代理」、問3「時効」、問5「債権譲渡」、問6「担保責任」、問8「不法行為」、問10「相続」、問12「借地借家法」、問13「区分所有法」、問14「不動産登記法」、問15「都市計画法」、問16「開発許可」、問17「建築基準法」、問18「建築基準法」、問19「宅地造成等規正法」、問20「土地区画整理法」、問21「農地法」、問23「登録免許税」、問24「不動産取得税」、問46「住宅金融支援機構」が的中しました。

※問26から問45の宅建業法と問47から問50は予想をしていないので、省いています。

出題予想を外してしまったもの

残念ながら、予想をしたものの、出題されなかったテーマもいくつかあります。まず、「連帯債務」の出題を予想していましたが、まったく出題されませんでした。ちなみに連帯債務は、今年出題されなかったことにより、平成20年以来、6年間出題されていないことになります。出題間隔から考えるとあまりにも出題されていないので、平成27年度に出題される可能性はかなり高いと思っているのですが…

また、問25は、「地価公示法」からの出題でした。この枠は毎年「不動産鑑定評価基準」と「地価公示法」のどちらかが交互に出題されているので、「不動産鑑定評価基準」を予想していましたが、まさかの2年連続で「地価公示法」が出題されました。さすがに、平成27年度は「不動産鑑定評価基準」が出題されると思うのですが…

出題予想に意味はあるのか?

出題予想は、直前期に重点的に勉強しなければならない部分とそうでない部分が明確になり、学習の参考になる情報だと思います。ただ、問1の民法条文問題のような問題の出題予想はほぼ不可能ですし、問3の時効のようにほぼ過去に問われたことのない肢で構成されているような問題や、問5の判決文問題のようなタイプの問題は出題予想を見ていたからといって、必ず得点できるようなものではありません。テーマごと予想が外れることもありますので、あくまで参考程度にすることがよい使い方だといえるでしょう。