平成28年度宅建試験直前出題予想⑥(統計)
最終回は統計の総まとめです。
いよいよ宅建士試験というところでしょうか。
これこそ本当に直前に詰め込んでさくっと得点しちゃいましょう。
細かい数字を覚えるより大体の数字を捉えて、増減についてしっかりおさえることが正解のカギになります。
今から勉強に使える時間は本当に限られているので、さっそくいきますよ。
土地取引の動向
平成27年の全国の土地取引件数は128.7万件(前年比2.4%増)で2年ぶりの増加。
地価公示
平成27年1月以降の1年間の地価は、全国平均では全用途平均は、昨年までの下落から8年ぶりに上昇。
用途別では・・・
住宅地はわずかに下落している(下落幅は減少傾向)。
商業地は横ばいから上昇に転じた。
工業地は下落から横ばいに転じた。
三大都市圏平均では住宅地・商業地ともに上昇を継続(3年連続)。
地方圏平均では、住宅地・商業地ともに下落幅が縮小(6年連続)。
住宅着工統計
平成27年の新設住宅着工は、持ち家は減少したが、貸家及び分譲住宅が増加したため、全体で増加となった。
(1)平成27年(1月~12月)の新設受託着工戸数等
①909,299戸(前年比1.9%増)で、2年ぶりの増加。
②面積は75,059千㎡(前年比0.8%減)で、2年連続の減少。
③平成27年の利用関係別戸数
(2)平成27年度(4月~翌3月)の新設住宅着工戸数等
①920,537戸(前年度比4.6%増)で、2年ぶりの増加。
②面積は75,592千㎡(前年度比2.1%増)で、2年ぶりの増加。
③平成27年度の利用関係別戸数
*過去に一度、平成○○年度として出題されたので念のため掲載。基本的には、平成○○年のほうで出題されている。
法人企業統計
平成26年度の不動産業について、
(1)売上高
36兆9,812億円で、2年ぶりの減収(前年度比△1.9%)。
(2)経常利益
4兆6,484億円で、2年連続の増益(前年度比12.9%)。
(3)売上高利益率
①売上高営業利益率
12.6%(前年度11.0%)と比べて上昇。全産業の売上高営業利益率(3.7%)より高い。
②売上高経常利益率
12.6%(前年度10.9%)と比べて上昇。全産業の売上高経常利益率(4.5%)より高い。
不動産価格指数(住宅)
不動産価格指数(住宅)のうち、全国のマンション指数は、2013年3月分より2016年1月分まで35ヶ月連続でプラスとなっている。
宅地建物取引業者に関する統計
(1)宅地建物取引業者数(平成26年度末現在)
122,685業者(うち法人104,503)と9年ぶりの増加。
(2)宅地建物取引業者に対する監督処分件数(平成26年度)
監督処分件数は249件(免許取消処分141、業務停止処分74、指示処分34)。
前年度と比較すると、業務停止処分が増加、監督処分の合計・免許取消処分・指示処分は減少した。
土地利用の動向
①平成26年度における国土面積は約3,780万haであり、森林及び農地で約8割を占めている。
②宅地は約193万ha。道路は約138万ha、水面・河川・水路は約134万haとなっている。
終わりに
よく出題される分野をまとめるとこんな感じです。
統計は聞かれる範囲が狭いので、出来ればここで1点欲しいところです。
当日にベストな状態になるように、体調管理には気をつけてください。