春からスタート!平成30年度宅建士試験 学習スケジュール

2018年度の宅建士試験の日程(予定)が公表されましたね。

今年度の日程は申込みが7月2日(月)からスタートで、試験日は10月21日(日)です。
変更される場合はありますが、いずれにせよ現時点から宅建士試験までだいたい半年位となりました。

今から勉強をスタートして、間に合うのかと不安になる方もいるかと思いますが、安心してください。
半年あれば、余裕を持って宅建士試験に合格できる実力をつけることができます。
もっとも、半年という期間は短いようで長いものですので、漫然と無計画に勉強するのでは、非効率になったり、必要な勉強が足りなかったりする可能性があります。

この時期からの学習開始をお考えの方へ、半年という限られた時間を活かすために、宅建士試験学習スケジュールを考えてみました。

はじめに――「半年」という期間の見通しをつけよう

まず、全体的な方針を確認しましょう。

宅建士試験に限らず、「反復・復習」は勉強の基本です。

宅建士試験の勉強法・コツ

ここでは、9月上旬までに全科目について2周することを目指して、下のような区割りを提案します。
・4月~7月の時期に全科目を1周
  ↓
・8月~9月上旬に全科目をもう1周
  ↓
・9月下旬以降は、本番さながらの訓練、苦手部分の再復習

また、科目ごとに優先度をつけることも重要です。
本試験での出題数は、宅建業法20問、権利関係14問、法令上の制限8問、税・その他8問というのがここ数年の通例です。
そこで、出題数の多い科目を重点的に勉強していくのが良いでしょう。

勉強の順は、宅建士試験の未経験者でしたら、“宅建業法→権利関係→法令上の制限→税・その他”の順で良いでしょう。
初学者以外でも、特に得意・不得意がない様でしたら、この順番通りで構いません。

4月~7月の時期に全科目1周させる

この時点では、「もう完璧!」というレベルで分かっておく必要はありません。2周目の時点で十分ケアが間に合います。

①学習分野
まず、最初の4か月で全科目を一通り学習します。
上述の通り、分野ごとに出題比率が違いますので、比率が高い科目には高い比重を置いて勉強していきましょう。
具体的には、以下のペースで勉強していくことを提案します。
4・5月・・・宅建業法
6月・・・権利関係
7月・・・法令上の制限、税・その他

②学習手順
教科書を読む
 ↓
問題集(過去問集・肢別本)で問題を解く
 ↓
間違えたところや不安なところは後日復習
・・・といった順序が基本になるかと思います。

ⅱ→ⅰ→ⅲの順序でも構いません。
とにかく、間違えた問題・分からなかった知識をそのままにせずに、後日に再度その問題に取り組む(ⅲ)ことが重要です。

もっとも、難問・奇問に固執する必要はありません(本試験に再度出題される可能性は低いですし、他の受験生も解けないならそこを落としたとしても問題ありません)。
問題の難易度の表記のある問題集で勉強する場合は、高難易度の問題については、程々にしておきましょう。

8月~9月上旬に全科目をもう1周目

①学習分野
この1か月半で全科目をもう1サイクルします。
1か月を半分に分けて次のような割振りで勉強していくと良いでしょう。
・8月上旬を宅建業法
・下旬を権利関係
・9月上旬を法令上の制限、税・その他

②学習手順
ⅰ問題集(過去問集・肢別本)を全問解いて総復習
 ↓
ⅱ間違えたところや不安なところは教科書関連部分へ戻ってしっかり復習
・・・を基本としましょう。

ここでは1周目の時の学習で分からなかったところを特に意識しましょう。

9月下旬以降は、本番さながらの訓練、苦手部分の再復習!

試験本番まで、約1か月です。

持てる知識を最大限に活かして1問でも多く正解できるようにする必要があります。
そこで、週1位のペースで、予想問題集や模試を利用して、2時間で50問を一気に解いて、本番さながらの訓練をしましょう

教科書や問題集(過去問集・肢別本)を利用して、苦手部分や忘れている部分を中心に再度復習しましょう。

出題が予想される知識を整理した直前チェック用の教材を使用するのも効果的です。

以上が、この時期からスタートする宅建士試験の学習スケジュールになります。
かなり余裕のあるスケジュールとなっていますので、是非参考にしてください。

なお、使用するテキストは、どのタイプのものでも構いません。
テキストの選び方はこちらを参考にしてください。

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